【レビュー】ニトリのダッチオーブンをキャンプで焚き火調理に使ってみた

一時期SNSなどで話題になったニトリのダッチオーブンです。
19センチが1490円、24センチが2490円と手ごろな価格で買えるのが一番の特徴です。
この前キャンプに行った時に焚き火で煮込み料理を作ったので使用感をレビューします。



ニトリのダッチオーブンは安いけどおすすめできない

いきなり結論を言ってしまうと、大声でニトリのダッチオーブンをオススメすることはできません。(詳しくは下記に書きます)
僕が今からダッチオーブンを買い直すなら、ちょっと高くてもアウトドアメーカーのダッチオーブンを買うと思います。
ただし、なんと言っても値段が安いので、とにかく安くダッチオーブンが欲しい!って人にはオススメできます。無加水調理や焼き物など本格的なダッチオーブン調理には向きませんが、焚き火や炭火でスープやカレーなどの汁物を作るくらいなら問題なく使えます。


ニトリのダッチオーブンは厚みが薄い

ニトリのダッチオーブンを箱から取り出して、一番初めの印象は、あれ?薄くね?でした。感覚的には普通のダッチオーブンの半分くらいの薄さな気がします。フチを叩いてみるといかにも薄そうな音が響きます。
スペック上は底の厚みは4.4mmだそうです。
鋳物の良さはその熱容量の高さですが、厚みが薄いとその効果は半減してしまいます。
また薄いと強度が低くなるので落とした時や急に冷えた時などに割れやすくなるというデメリットがあります。
なるほどそりゃ値段が安いわけだ、と思いましたがその薄さを考慮してもまだお買い得かなと思います。
薄いので、焼き物系よりも煮込み系の料理に向いているかもしれません。


ニトリのダッチオーブンのシーズニングと質感

ロッジなどのちゃんとしたメーカーの鋳物製品は販売前にすでにシーズニング済みなので簡単な油慣らし程度で使えます。しかし、ニトリのダッチオーブンは値段が値段なので使用する前はしっかりとシーズニングしてやらなければなりません。(説明書にもシーズニングをするよう注意書きが書いてありました)
シーズニングをすると家中が油くさくなるので結構面倒です。シーズニングがめんどくさい人はシーズニング済みのダッチオーブンを買うことをおすすめします。
また触った時の質感は、安物の鋳物特有のザラザラ感がすごいです。高い鋳物製品は触った時に少しツルっとしているのですが、ニトリのダッチオーブンは100均のスキレットなどと同様のざらついた触り心地でした。


ニトリのダッチオーブンで焚き火調理してみた

キャンプに行った時に焚き火で煮込み料理(シチュー)を作ってみました。
この日は炭火は使わなかったので薪での調理でした。
厚みが薄いせいか、温まるのが早かったです。
フタがちょっとガタつくので、圧が逃げちゃうかなあ?と思っていたのですが、思ったほど蒸気が吹き出すこともなくちゃんと調理できました。じゃがいもなどの火の通りも、ホクホクで美味しかったです。
ただしやはり薄いため、保温性は弱く、普通の鍋よりは全然マシですが火から下ろすとダッチオーブン内のシチューはすぐ冷めてしまいました。


ニトリのダッチオーブンを使用して気になった欠点

実際に使ってみて、取っ手(銀色の針金みたいなやつ)関連の欠点が見受けられました。
トライポッドなどにぶら下げる取っ手が1本なのでぶら下げた時バランスが悪い。また取っ手の中心にくぼみがないのでバランスを取りにくい。
しまう時に取っ手の付け根が鋭くて引っかかって怪我しそうになった。


ニトリのダッチオーブンのスペック

基本情報
購入価格:2490円(税込)
購入場所:ニトリ
大きさ:直径24cm (3.9リットル)
重さ:5.4kg

評価
所有欲:2/5点満点
見た目もかっこよくないし、質感も微妙なので所有欲は満たされない。

価格:4/5点満点
同サイズのダッチオーブンの中ではかなり安い部類に入ります。ただし質は値段なりな気がします。

性能:2/5点満点
薄いし、フタの精度も微妙だし、取っ手も使いにくいしあまり性能は良くないです。
ただ、普通に使う分には言うほど困らないと思います。

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