親父が富士登山のときにとりあえずで買ったものを貰ったバックパック。
貰ってから8年近く経っているため、現在のバランスライト30は改良されて、所々仕様が違うようだ。どうやら2015年にモデルチェンジしたらしい。今はzero pointのマークも無くなっている。
ULバッグ特集などに載っていることを見たことがないが重量、価格、耐久性的に高コスパULバッグであることは間違いないと思う。
レビュー
シンプルイズベストが似合う、機能を省きまくったバックパック。
モンベルにしては珍しく、完全に重量と価格に全振りしたようなスペックである。(僕の中ではモンベルはスペックバランスの良いギアが多いイメージ)
重量は567g(実測値)、現行モデルはさらに軽くなり468gとのこと。30Lバックパックでこの重量はかなり軽い部類に入る。同容量同重量帯のバックパックは2万以上はする。(参考までに山と道のMINIは340gで約2.5万円。軽いし使い勝手良さそうだしカッコイイ。欲しい。) バランスライト30 は価格も7000円弱でかなりお手頃である。
ストックやピッケルをかけるベルトとトップギアリング?くらいしか付いていない。
ボトルを入れられるポケットさえ付いていない。仕方ないので暑い日は僕はショルダーパッドにボトルホルダーをぶら下げている。
ショルダーパッドは登山用にしては薄く、ウェストベルトに至ってはパッドすらなくベルトが細い。
背面のパッドも薄く、パッキングの仕方によっては型崩れしてしまう。
1気室しかなく、小物入れもトップリッドの表側にしかない。(現在のバランスライト30にはトップリッドの裏表どちらにも小物入れがあるらしい) 底にしまったものを取り出すためには全部荷物を取り出さないといけないので、自然とパッキングする順番も考えるようになる。
スペック上は30Lとのことだが、もっと多く入ってる気がする。(検証はしてない)
55cmくらいまでの長尺のものも入る。
ここまでの説明だとかなりデメリットが多いように感じるが、装備をUL系にして、パッキング順番や形を考えてやれば、そこまでデメリットにはならない。
防水に関しては、撥水素材で多少の雨であれば防いでくれる。だが縫い目などシームテープ処理されているわけではないし、水が全く染みないわけではないため、雨天時は荷物の防水対策は必須。
軽量で安価なため耐久性に関して心配があると思うが、これに関しても大丈夫そう。
素材はビニールっぽい素材では無く、しっかりした生地なのでちょっと引っ掻いたくらいでは破けない。ショルダーパッド付け根が貧弱そうで切れないか少し心配だったが今のところ全く問題ない。
親父に貰ってから何年も経ったが、使用に差し障りない部分(ストックベルト部の当て布)が劣化してポロポロ取れてきたくらいで、特に不具合もない。
軽量テント、ダウンシュラフなどを使えば夏山の1泊2日のテント泊くらいは余裕でできる。
荷物を増やさなければバックパックキャンプも可能。
食材以外をバランスライト30に収めた |
写ってるもの(テント内にはシュラフやマットも入ってる)すべてバック内に収まる 少し質素だが不自由なくキャンプできた |
僕の身長は約167cm中肉中背だが特に問題なく背負える。
基本情報
購入価格:5000円台だったはず
購入場所:モンベル
容量:30L
重量:実測値567g(現行モデルは468g)
評価
所有欲:2点/5点満点
シンプルで無駄が削ぎ落とされているが、特に尖ったデザインというわけではなく、よくある登山バッグという感じ。
価格:5点/5点満点
この軽さでこの値段は超コスパがよい。中華ギアでもこの軽さでこの値段の登山用バックパックは無いと思う。
性能:3点/5点満点
機能を省いて重量減を実現しているためそれなりのデメリットはある。しかしデメリットを理解した上で使用すれば、軽量化と安価な値段の恩恵がデカい。
何も考えずに快適に使いたい人には向いていない。
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